今の僕はパーマをかけているので、整髪料はほぼ使っていません。何もしなくても、それなりに見える状態にしているので。
でも、パーマにする前。薄毛が気になっていた頃の僕は、整髪料に本気で頼っていました。
あの頃の試行錯誤は、同じ悩みの人にはけっこう役立つと思うんです。当時たどり着いたワックス選びのコツと、あとで調べて「やらかしてたな」と気づいたことをまとめておきます。
薄毛にとって、最大の敵は「ペタッ」
薄毛を気にしている人ならわかると思うんですけど。
一番こわいのが、髪がペタッとなることなんです。
髪がボリュームを失って頭皮にぴたっと張り付くと、地肌がモロに透ける。せっかくの髪が、逆に薄さを強調してしまう。
朝セットしても、昼にはペタッ。汗をかいたらペタッ。雨の湿気でペタッ。あの「ペタッ」との戦いが、毎日の悩みでした。
だから僕は、とにかく「ふわっと」させることに必死だったんです。髪を立たせて、根元にボリュームを持たせて、地肌が見えないようにする。そのために整髪料をいろいろ試しました。
たどり着いたのは、マットなドライ系ハードワックス
いろいろ試して、僕が最終的に落ち着いたのが、これでした。
ドライ系の、ハードなワックス。しかもマットな質感のやつ。
これが、薄毛にはすごくよかったんです。
まず「ドライ系」なのが大事で。ジェルとかグリース系のツヤっとしたものだと、髪が濡れたみたいに束になって、逆に地肌が見えやすくなる。テカリも出るので、薄毛にはあまり向かない。
その点、マットなドライ系は質感がふわっとして自然です。ツヤが出ないぶん髪同士がくっつかず、パラっと散らせる。散らせると、地肌が隠れて見えにくくなる。
そして「ハード」なのも大事。せっかくふわっとさせても、キープ力が弱いと時間が経つとまたペタッとなる。ハードタイプなら、立ち上げた状態を長くキープしてくれます。
このマット・ドライ・ハードの3拍子が、薄毛のスタイリングにはハマりました。
反省:僕は頭皮につけすぎていた
ここ、当時の自分を訂正しないといけません。
僕は当時、根元を立ち上げたくて、指を頭皮に近づけて揉み込むように付けていました。「根元がペタッとしてたら意味がない」と思っていたので。
でも、これは良くないやり方でした。
調べたら、ワックスは根元からベッタリ付けず、中間から毛先に向かって散らすように付けるのが正解だそうです。根元に付くと、頭皮トラブルに直結する、と。
理由はシンプルで、ワックスは油分が主成分なので、頭皮に付くと毛穴を塞いでしまう。しかもシャンプーで落としにくくなる。残ったまま蓄積すると、かゆみや炎症の原因になり、抜け毛につながる可能性もある。
えー、やってたわ……(汗)薄毛を隠すためにやっていたことで、頭皮に負担をかけていたかもしれない。なかなか皮肉な話です。
実際、夏はかゆみに悩まされていた時期もあります(頭皮のかゆみに悩んだ記録)。
じゃあどうやってボリュームを出すのか
とはいえ、根元が立たないとボリュームは出ません。ここが悩ましいところで。
調べた範囲での答えは、こうでした。根元の立ち上げは、ワックスじゃなくてドライヤーでやる。
髪を乾かすときに、根元を起こす方向に風を当てる。前から後ろ、あるいは下から上に向かって乾かして、根元に立ち癖をつける。
そのうえで、ワックスは中間から毛先に散らす。土台はドライヤーで作って、形をワックスで保つ。この分担か〜と、目からウロコでした。
これ、当時知りたかったです。僕はずっと、ワックスだけで全部やろうとしていたので。
ちなみに、ワックス自体が薄毛の直接の原因になるわけではないそうです。あくまで、使い方次第で頭皮トラブルにつながることがある、という話。
だから「ワックスは危険だから使うな」ではなく、「付ける場所と落とし方に気をつけろ」が正しい理解かなと。
落とし方のほうが、実は大事だった
つけ方以上に大事だったのが、落とし方でした。
ワックスは油分なので、洗い残すと毛穴に残って蓄積していきます。雑菌が繁殖して、かゆみや炎症を起こすこともある、と。
特にすすぎ残しが多いのが生え際だそうです。ここは念入りに流したほうがいい。薄毛が気になる場所と、すすぎ残しやすい場所が同じというのが、また厄介で。
それと、落ちないからといって力任せにゴシゴシ洗うのはNG。頭皮を傷つけて、抜け毛や切れ毛の原因になります。指の腹でやさしく揉み込むように、が基本。
シャンプーは髪同士の摩擦で落とすものじゃなくて、泡に汚れを付着させて泡ごと流すもの、という説明もありました(シャンプーの手順を調べた記録)。こすらなくていいんですね。
あと、これは絶対にやってはいけないやつとして書かれていたのが、食器用洗剤で落とすこと。脱脂力が強すぎて、頭皮の乾燥や髪のダメージを招くそうです。……そんな人いるんだ、と思いましたけど、念のため書いておきます(笑)
使わない日を作る
これも調べて知ったことですけど、整髪料を毎日使うと、使うときも洗うときも頭皮や髪に負担がかかりやすくなるそうです。
なので、ワックスを使わない日を作って、頭皮と髪を休ませるのがいい、と。
これは当時やっていませんでした。毎日必ず固めていたので。
土日に出かけないなら使わない、くらいの運用でもよかったんだなと。今さらですけど。
今の僕はパーマにしてワックスを使わなくなったので(パーマに切り替えたときの記録)、結果的に毎日が休息日みたいな状態になっています。頭皮の負担という意味では、たぶんこれが一番ラクです。
スプレーとの合わせ技も使っていた
当時よくやっていたのが、ワックスで形を作ってから、スプレーで固める合わせ技です。
これがすごく楽で。一度固めてしまえば、そのあと髪をいちいち気にしなくて済む。風が吹いても、ちょっと動いても崩れにくい。
薄毛を気にしていると、日中も何度も髪をチェックしてしまうんです。トイレの鏡で直したり、手ぐしで確認したり。あれが地味に疲れる。
でもスプレーでガチッと固めておけば、その確認作業から解放される。朝ちゃんとキメておけば、あとは夜まで安心。これは本当にラクでした。
ただ、固めるぶん洗うのも大変になります。だからこそ、さっきの落とし方が効いてくるわけで。
セットする手間と、落とす手間はセットなんだなと。当時はそこまで考えていませんでした。
どれくらい手間をかけていたか、書いておきます。
まず、寝ぐせを直すために髪を濡らす。そこからドライヤーで乾かす。当時は根元を立てる意識もなかったので、ただ乾かしていました。
そのあとワックスを手のひらでよく伸ばして、頭に付ける。鏡を見ながら、地肌が見えるところを重点的に散らす。
角度を変えて確認して、直して、また確認して。上から見て透けていないか、合わせ鏡でチェックすることもありました。
最後にスプレーで固めて、完成。ここまでで10分くらいかかっていたと思います。
毎朝10分。1年で60時間近く。それを何年もやっていたわけで、けっこうな時間を使っていたなと。
しかも、完成度に納得できない日は、やり直したりもしていました。出かける前から疲れている、みたいな日もあって。
今はパーマにして、朝は何もしていません。あの10分が丸ごと返ってきたのは、地味に大きい変化でした。
正しい使い方、手順にしてまとめておきます
反省と気づきをいろいろ書いてきたので、当時の自分に見せたい形で手順にまとめておきます。
| 順番 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | ドライヤーで根元を立ち上げる | 前から後ろ、下から上に風を当てて立ち癖をつける |
| 2 | ワックスは中間から毛先だけに | 頭皮・根元にはつけない |
| 3 | 仕上げにスプレーで固定(お好みで) | 崩れにくくなるが、そのぶん洗い残しに注意 |
| 4 | 夜はやさしく洗い流す | 指の腹で泡を転がすように。生え際は念入りに |
| 5 | 週に1〜2日は使わない日を作る | 頭皮と髪を休ませる |
こうして並べると、当時の自分がやっていたのは1と4を逆にしたようなものだったんだなと分かります。根元にべったり付けて、洗うときはゴシゴシ。負担のかけどころが、まるっと逆でした。
これから整髪料で戦う人へ
もし今、薄毛のペタッと戦いながら毎朝がんばっている人がいたら。
僕の経験と、調べたことを合わせると、こんな感じです。
ツヤ系よりマットなドライ系。キープ力のあるハードタイプ。根元の立ち上げはドライヤーでやって、ワックスは中間から毛先に。頭皮には付けない。そして夜はしっかり落とす。生え際は念入りに。
この工夫で、地肌の見え方はけっこう変わります。同じ髪でも、ペタッとしているのとふわっとしているのとでは、印象が全然違うので。
ただ、毎朝の整髪料って、続けると地味に手間なんです。もし「もっとラクしたいな」と思うなら、僕みたいにパーマで土台を作ってしまうのも一つの手です。スタイリングの手間がぐっと減るので。
そしてもうひとつ。隠す工夫を突き詰めるのも大事ですけど、髪そのものに向き合うほうが、結局は近道でした。整髪料でごまかしていた時間より、治療を始めてからのほうが、悩みは確実に減っています。
隠す技術は、あの頃かなり上がりました。ただ、上がったのは技術のほうだけだったな、というのが今の実感です。
整髪料でしのぐのも、パーマにするのも、治療するのも、どれも正解です。自分に合うやり方で、あのペタッと戦いを乗り切ってもらえたらなと思います。

