梅雨から夏にかけて、毎年頭皮がかゆくなります。
じめじめして、汗もかくようになって。気づいたら頭をポリポリやってる。
「あ、また始まったな」という感じです。
薄毛が気になっている人間からすると、頭皮のトラブルって地味にこわいんです。「かいてたら、余計に抜けるんじゃないの?」とか思ってしまって。
今日は、僕が夏のかゆみとどう付き合っているか、調べたことも込みで書いてみます。
なんで夏になるとかゆくなるんだろう
毎年なんです、これが。
冬はそうでもない。でも梅雨から夏にかけて、決まってかゆくなる。フケも、ちょっと増える気がします。
最初は「汗かいてるからかな」くらいに思っていました。実際、汗だくで放置していた日はかゆみが強い気がします。
僕は今、デュタステリドとミノキシジルを併用していて、体毛も増えるタイプ。頭も皮脂が多めな自覚はあります。
なので「皮脂+汗+蒸れ」のコンボが、たぶん毎年僕の頭で起きている。そんな感覚です。
調べたら「脂漏性皮膚炎」というものがあった
気になって調べていたら、「脂漏性皮膚炎」という言葉に行き着きました。
仕組みとしては、こういうことらしいです。
頭皮にはもともと「マラセチア菌」という常在菌がいて、これ自体は誰にでもいる。ただ、皮脂や汗が増えると一気に増殖して、皮脂を分解する過程で出る成分が頭皮を刺激し、炎症を起こす。これが赤みやかゆみ、フケの正体だそうです。
そしてマラセチアは、高温多湿の環境で増えやすい。
あー、だから夏なんだ〜と、やっと点と点がつながりました。
ちなみに、頭皮は顔の何倍もの皮脂を出す部位だという記述もありました。そりゃトラブるわけです。
かゆみが続くと、抜け毛にもつながるらしい
ここが、僕がいちばん気にしていたところです。
調べたら、炎症が慢性化すると毛母細胞がダメージを受けて、髪が十分に育つ前に抜けてしまうことがあるそうです。「脂漏性脱毛症」と呼ばれる状態ですね。
つまり、かゆみを放置するのは、髪にとってもよくない。
ただ、ここは正確に。これはAGAとは別の話です。AGAの原因は男性ホルモンと遺伝なので、脂漏性皮膚炎とはメカニズムが違う。
僕みたいに両方を気にする立場だと、ややこしいんですけど。「頭皮の炎症」と「AGAの進行」は別々に考えたほうがよさそうです。
どっちにしても、頭皮が荒れているのが髪にいいわけはない。だから、かゆみは放っておかないほうがいいなと。
僕が地味にやってること
たいしたことはしていません。でも一応、これで毎年しのいでいます。
ひとつめ。汗をかいたら、なるべく早く流す。
夏の外出から帰ったら、その日のうちにシャンプー。汗を頭皮に長時間のせておくのが良くない気がして、これだけは意識しています。
ふたつめ。ゴシゴシ洗わない。
かゆいと、つい爪を立ててガシガシいきたくなるんです。でもこれ、逆効果らしくて。指の腹でやさしく、を心がけています。最初は物足りないんですけど(笑)
みっつめ。洗いすぎない。
「かゆい=不潔かも」と思って、1日2回も3回も洗っていた時期があります。そしたら逆にかゆみが悪化した気がして。
調べたら、洗いすぎは必要な皮脂まで落として、かえって皮脂が増えることもあるみたいで。「やりすぎてたわ…」と反省しました。
よっつめ。ちゃんと乾かす。濡れたまま寝ると雑菌が増えやすいそうなので、これも地味にやっています。
やりがちなことと、判断の目安を表にまとめておきます。
| やりがちなこと/状態 | 実際どうなのか |
|---|---|
| 洗いすぎる | 必要な皮脂まで落ちて、かえって皮脂が増えることも |
| 熱いお湯で流す | 皮脂を取りすぎる。ぬるめが無難 |
| 爪を立てて洗う | 頭皮を傷つけ、炎症が悪化することも |
| 濡れたまま放置する | 雑菌が増えやすい環境になる |
どれも「気持ちいいほう」「ラクなほう」なんです。かゆいときほど、その逆をやったほうがいいという。なかなか意地悪です。
シャンプーでどこまでできるのか
かゆみ対策というと、まずシャンプーを変えたくなりますよね。僕もそうでした。
調べたら、抗真菌成分の入った薬用シャンプーというものがあるそうです。ミコナゾール硝酸塩やピロクトンオラミンといった成分で、マラセチアが増えるのを抑えることが期待される、と。
ただ、ここで大事な注意がありました。
シャンプーはあくまで洗浄によってフケやかゆみを防ぐもので、すでに起きている炎症を治す医薬品ではない、と。赤みや強いかゆみがあるときは、塗り薬が必要になる場合がある。
なるほど。シャンプーは予防寄りで、治療ではないんですね。ここを勘違いすると、いつまでも良くならないパターンになりそうです。
それと、よく検索されるらしい「ニゾラール」という薬について。これは医療用医薬品で、ドラッグストアでは買えないそうです。処方が必要なもの、と。
市販で手に入るものと、病院でしか手に入らないもの。ここは分けて知っておくといいなと思いました。
市販薬で粘りすぎないこと
市販薬についても調べてみました。
症状が軽ければ市販薬で緩和できることもある。ただし、使う際は用法用量を守ること。特にステロイドが入っているものは、使う部位や期間に注意が必要だそうです。
そして、はっきりした目安がありました。市販薬の添付文書には「5〜6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、医師・薬剤師または登録販売者に相談すること」という記載が定型で入っているそうです。PMDA(医薬品医療機器総合機構)の添付文書情報や、厚生労働省の検討会議資料でも同じ記載を確認しました。
5〜6日。これ、覚えておくと便利です! 目安があると、だらだら粘らずに済むので。
脂漏性皮膚炎は再発しやすい性質があるので、市販薬は一時的に緩和するものと理解して、漫然と使い続けないほうがいい、とも書かれていました。
僕は幸い、生活の工夫でしのげる程度で済んでいます。でも、それはたまたま軽いからで。ひどい人が同じやり方で粘るのは、たぶん違うなと。
受診のライン、まとめておきます
ここまでの目安を、判断の一覧として整理しておきます。
| 状態 | 対応の目安 |
|---|---|
| 軽いかゆみ・フケ程度 | 生活の工夫(汗を流す、洗いすぎない、しっかり乾かす)でセルフケア |
| 市販の抗真菌シャンプー・市販薬を使い始めた | まず5〜6日ほど様子を見る |
| 5〜6日使っても改善しない、症状をくり返す | 皮膚科を受診する |
| 赤みが強い、フケが止まらない、ジュクジュクする、脱毛が目立つ | 自己流のケアをやめて、早めに皮膚科へ |
数字で区切っておくと、「まだ様子見でいいのか、そろそろ病院なのか」が自分でも判断しやすくなります。
「治す」より「コントロール」
調べていて、いちばん腑に落ちた考え方がこれです。
脂漏性皮膚炎はくり返しやすい疾患なので、「症状のない状態」を目指すというより、適切な治療とセルフケアで「症状が出にくい状態をコントロールする」のが治療の目標だ、と。
これ、AGAとまったく同じ発想ですね。
完治させるものではなく、うまく付き合っていくもの。そう考えると、毎年かゆくなる自分を責める必要もないなと思えました。
今年もまた来たか、じゃあいつものやるか。それくらいの気持ちでいるのが、結局いちばん続きます。
ひどいときは、素人判断しないと決めてる
ここだけは、はっきり書いておきます。
僕がやっているのは、あくまで「軽いかゆみ」とのゆるい付き合い方です。
赤みがひどいとか、フケが止まらないとか、ジュクジュクしてきたとか。そういうときは、自己流のケアじゃなくて皮膚科に行くべきだと思っています。抗真菌薬による治療は処方が必要なので、素人がどうこうする話じゃないなと。
僕はこの夏も、たぶんポリポリやりながら過ごします(笑)。でも、ラインを越えたら病院。そこだけは決めています。
同じように夏の頭皮で悩んでいる人、けっこういると思うんです。かゆみが軽いうちは生活でしのげるけど、「これはおかしいぞ」というときは、ちゃんと診てもらってください。
ちなみに僕は、薄毛のほうはクリニックで定期的に頭皮も見てもらっています。かゆみそのものは皮膚科の領分ですけど、「最近頭皮どうですか」と軽く相談できる場所があると、地味に安心します。
最後に、ひとつだけ。
夏のかゆみって、地味なわりに毎日つきまとうので、けっこうストレスが溜まります。集中したいときに頭がかゆいと、それだけで一日の質が下がる。
放っておいて自然に良くなる年もあれば、そうじゃない年もある。この差は自分では読めません。
だから、我慢して耐えるものだと思わないでほしいなと。ちゃんと診てもらえば、短期間で落ち着くこともあるので。
かゆいのを我慢するのは、当たり前じゃない。僕も長いこと「夏はこういうもの」と思って耐えていましたけど、たぶんそれは違いました。

