新薬とか発毛レーザー、気になって調べてみた

「薬以外でなんとかならないの?」って話、よく見かけます。

僕は今の治療で落ち着いてるので試してはいないんですけど、気になって調べてみました。完全に野次馬です。へ〜の共有ってことで

目次

クラスコテロンっていう塗り薬

まず気になったのがクラスコテロン。名前からして強そう(笑)

調べたら、1日2回、頭皮に塗るタイプの薬でした。もともとアメリカではニキビの治療薬として承認されていたものらしくて。それがAGAにも、という流れみたいで。

仕組みとしては、薄毛の原因物質であるDHTが、頭皮のアンドロゲン受容体にくっつくのをブロックする、というもの。飲んで体の中でDHTの生成を抑える今の薬とは、アプローチが違います。

外用なので、体全体への影響は限定的だと報告されているそうです。塗ったあと、速やかに別の物質に変わって体外に出ていく仕組みらしくて。

飲み薬の副作用が不安な人には、そこが期待されてるんだろうなと。実際、副作用がこわくて治療を始められない人は多いので、そこが解決するなら意味は大きいはずです。

僕自身は副作用がそこまで気にならなかった側の人間なんですけど、それでも選択肢が増えるのは単純にいいことだなと思います。合う薬は人それぞれなので。

お〜、なるほど。塗るだけで受容体側を止めるのか。発想が違うんだな。

ただし、日本ではまだ使えない

ここ、大事なところなので、はっきり書いておきます。

2026年の時点で、クラスコテロンはAGA治療薬として日本では未承認です。海外で第III相の臨床試験が進んでいる段階で、日本での承認時期も決まっていません。

つまり「今すぐ使える!」ではないんです。

似た系統でピリルタミドというのも話題みたいですけど、こっちも同じく試験の段階。開発中の3つの中では、クラスコテロンが日本での実用化にいちばん近い、という見方があるようです。近いと言っても、確定ではないですけど。

新薬って、試験をクリアして、申請して、審査を通って、ようやく使えるようになります。そこまでに数年かかることも普通にあるので、期待しすぎは禁物だなと。

毛包幹細胞を起こす、という発想

もうひとつ、けっこう面白かったのがPP405という薬です。

アメリカのPelage社が開発している外用薬で、1日1回塗るタイプ。何が違うかというと、休止した毛包の幹細胞を再活性化させる、というアプローチらしくて。

今の薬は、進行を止めたり、生えている毛を育てたりする方向です。でもこれは、眠ってしまった毛包そのものを起こしにいく。

2025年6月に発表された第2a相の試験では、78人を対象に4週間塗布して12週間追跡したところ、男性の31%で毛髪密度が20%以上増えて、以前は毛が生えていなかった毛包から新しい毛の成長が確認された、と報告されているそうです。Time誌の2025年最優秀発明にも選ばれたとか。

えー、そんなことできるの?!

と思ったんですけど、ここも冷静に。PP405は開発中の3つの中では、いちばん早い段階だそうです。実用化までは、まだかなり距離があります。

夢はあるけど、今の自分が使える話ではない。そこは切り分けておきたいところです。

それにしても、発想がすごいなと思いました。

今の薬は、言ってみれば「守り」だと思ってます。減るのを止める、今あるものを育てる。それに対してPP405は、もう止まってしまったところを起こしにいく。攻めてる。

もしこれが本当に実用化されたら、薄毛の考え方そのものが変わるかもしれません。「進行を止める」から「戻す」へ。

まあ、そこまでいくには時間がかかるでしょうけど。生きてるうちに見られたらいいなと思ってます。

発毛レーザーは、ちょっと立ち位置が違った

薬以外だと、発毛レーザーの話もよく出てきます。低出力レーザー治療、LLLTと呼ばれるやつですね。

これ、調べてみたら、新薬とは立ち位置が違いました。

日本皮膚科学会のガイドラインで、推奨度Bが付いているそうです。フィナステリドやデュタステリドの推奨度Aほどではないけれど、一定の評価はされている、という位置づけ。

795名を対象にしたメタ分析で、有意な毛髪密度の増加が確認された、という報告もあるらしいです。

へ〜、思ったよりちゃんとしてるんだな。「レーザーで生える」って聞くと、ちょっと胡散臭く感じてたんですけど、失礼な話でした。

ただ、費用はそれなりにかかるみたいです。僕みたいな庶民には、まだ遠い世界かな。続けられる金額じゃないと、結局意味がないので。

エクソソームとか再生医療も出てきた

薬とレーザー以外にも、再生医療の話をちらほら見かけます。

エクソソームとか、幹細胞まわりの技術ですね。頭皮に注入して発毛を促す、という方向のものらしいです。

ただ、このへんは調べてもはっきりした情報にたどり着きにくくて。効果の根拠がどこまで固まっているのか、素人には判断がつきませんでした。

費用もかなりかかるみたいですし、実施しているところによって内容もバラバラ。正確なことが言えないので、僕としては「そういうものもあるらしい」以上のことは書けないなと。

ここは詳しい人に聞くしかない領域だなと思ってます。中途半端な知識で語ると、誰かをミスリードしそうなので。

ここまで出てきた選択肢を、いったん整理しておきます。

選択肢アプローチ日本での状況エビデンスの強さ
クラスコテロンDHTの受容体結合をブロック(外用)未承認・海外で第III相試験中開発中3つの中では実用化に近い
PP405休止した毛包幹細胞を再活性化未承認・2026年に第III相試験開始予定第2a相で有効性確認(Time誌選出)
LLLT(低出力レーザー)光エネルギーで毛包を活性化使用可能・ガイドライン推奨度B795名のメタ分析あり
エクソソーム・幹細胞注入頭皮に注入し発毛を促す実施施設あり(自由診療)エビデンスが定まっていない

ちなみに、この話を美容室でしたら、担当さんがカットの手を止めて食いついてきました。

「レーザーとか、ちょっとやってみたいですよね〜」って。

薄毛仲間って、こういう最新の話になると急に目が輝くんです。普段は薬の副作用とか、地味な話ばっかりしてるのに

ふたりで「宝くじ当たったらやろう」って言ってました。夢がある。

……まあ、宝くじ買ってないんですけど。

僕の感想:選択肢が増えるのはいいこと

新しい選択肢が増えるのは、純粋にいいことだと思ってます。

僕が始めた頃なんて、本当に限られてました。近所の皮膚科でプロペシアを出してもらう。それくらいしかなかった。

それが今は、飲み薬も複数あって、オンラインで相談できて、この先には塗るタイプの抗アンドロゲン薬や、幹細胞を起こす薬まで控えてる。

20年近くでこれだけ変わったんだから、この先もっと変わるんだろうなと。今つらい人ほど、その恩恵を受けられる可能性がある。それは希望だなと思います。

クラスコテロンは「30年ぶりのイノベーション」なんて呼ばれ方もしているみたいです。裏を返すと、それだけ長い間、大きな変化がなかったということでもあって。

フィナステリドが日本で承認されたのが2005年、デュタステリドが2015年。そう考えると、新しい仕組みの薬が出てくるのは、本当に久しぶりなんですね。

だからこそ盛り上がるんだろうなと。気持ちはよくわかります。

でも、僕は様子見でいい

とはいえ、出たばかりのものに飛びつくほどの度胸は、僕にはありません。

今の治療で維持できている間は、様子見でいいかなと。新薬がちゃんと承認されて、評判も出そろった頃に、また調べてみます。人柱は、もっと勇気ある人にお任せします(笑)

それに、忘れちゃいけないのが、今ある薬もじゅうぶん優秀だということで。フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル。どれもガイドラインで高く評価されていて、実績もある。

新薬を待っている間に何もしないのが、いちばんもったいないパターンです。AGAは待ってくれないので。

「新しい薬が出るまで待とう」と思っている人がいたら、そこは考え直したほうがいいと思います。数年待つ間に進んでしまったら、取り戻すのはもっと大変になるので。

これ、けっこう切実な話で。

毛包が完全に活動を終えてしまうと、そこから戻すのは難しくなると言われています。だから「まだ毛がある今」に手を打つほうが、圧倒的に有利なはずで。

新薬が出た頃に、守るべき毛が残っていない。それがいちばん悲しい結末だなと思います。

今できることをやりながら、新しいものを待つ。この順番が正しいんじゃないかなと。

気になる人へ

こういう最新の話って、ネットの噂だけだと、どこまで本当かわかりません。今回調べていても、サイトによって書いてあることが微妙に違いました。

「もう使える」みたいな書き方をしているところもあれば、「まだ試験段階」と正確に書いているところもある。読む側が気をつけないと、勘違いしそうです。

あと、こういう話題を使って高額な施術に誘導するようなところもあるかもしれません。「最新の再生医療」みたいな言葉は、なんとなく効きそうに聞こえるので。

僕が調べた限り、はっきりしたエビデンスがあるのは今の3つの薬と、レーザーくらいでした。それ以外のものを勧められたら、根拠を聞いてみたほうがいいと思います。

なので、本気で気になるなら、先生に聞くのがいちばん確実です。今の自分の状態に対して、何が現実的な選択肢なのか。それは診てもらわないとわからないので。

新薬の話も含めて、聞いてみるといいかなと。

僕は今日も、いつもの薬を飲んでます。地味ですけど、これが今のところ最善なので。

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この記事を書いた人

40代。18年以上薄毛と長年つきあってる実践者。20代後半でM字が徐々に来た。薄毛家系なので予防中。「髪にいい」と聞いたら薬もサプリも生活も試してきました(笑)その記録をできるだけ残してます。同じ悩みの誰かに、ちょっとでも届けば。髪のこと、まだ諦めなくていい。早ければ早い方がいいです。

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