10キロ痩せて、髪はどうなったか

タバコをやめたあと、生活全体を見直してダイエットもしました。10キロ以上痩せました。

「痩せたら髪も元気になるんじゃ?」なんて、ちょっと期待していたんです。

先に結論を書くと、痩せても髪はすぐには変わりませんでした。

目次

痩せたら髪はどうなったか

結論から書くと、僕の場合は「痩せて悪くなったことはない」という感じです。

体が軽くなって、歩くのも苦じゃなくなって、全身の調子はなんとなく上がりました。

髪に直接効いたかどうかは、わかりません。そこは断言できないところで。ただ、生活が整ったのは間違いないです。

それと、これは思わぬ副産物だったんですけど。鏡に映る自分に、髪以外のところで少し自信を持てるようになりました。

薄毛で落ちていた自己評価が、体型のほうで少し取り戻せた感じです。これは地味に大きかった。髪だけが自分の見た目じゃないんだな、と気づけたので。

何をやったか

やったことは、そんなに特別なことではありません。

水泳と、動画を見ながらのダンス。それと食事の見直しです。

運動は、続けられるものを選びました。ジムに通うとかではなく、家でできることと、たまにプール。無理のない範囲で体を動かす、くらいの感覚です。

食事は、間食を減らして、あとはタンパク質を切らさないように意識しました。納豆とか卵とか、髪に良さそうと聞いた食材も足して。食材ひとつひとつの話は、続けている食事の工夫に詳しく書いたので、ここでは割愛します。

ペースは、月に1キロ減ればOKくらい。急がないことだけは決めていました。

ただ、調べたら逆の落とし穴があった

ここ、注意が必要なところで。

調べたら、急なダイエットで栄養が足りなくなると、あとから抜け毛が増える「休止期脱毛」というものが起きやすいらしいです。

理由は、髪の材料がタンパク質だからです。髪の約90%はケラチンというタンパク質でできていて、それは食事から取り込んだアミノ酸で作られる。だから極端な食事制限をすると、材料そのものが足りなくなる。

そして体は、生命維持に関係の薄い髪への供給を後回しにするそうです。「今は髪より命だ」と判断されるイメージですね。髪は、体にとって優先度が低いところなんだな〜と。ちょっとせつない話ですけど。

つまり、痩せ方を間違えると、髪には逆効果になりうる。ここは知らなかったので、けっこう驚きました。

この休止期脱毛、いちばん厄介なのがタイムラグでした。

栄養不足になってから、2〜3ヶ月ほど遅れて抜け毛として現れるらしいんです。

だから、ダイエット中は何ともなくて、落ち着いた頃に急に抜け始める。そうなると、原因がダイエットだったと気づけない人も多いそうで。

「最近抜け毛が増えたな、なんでだろう」と思っていたら、実は2ヶ月前の食事制限が効いていた、みたいなことが起こる。これはこわい! と思いました。

しかも、そこから回復するのに時間がかかります。栄養を戻してから3〜6ヶ月で抜け毛が落ち着きはじめて、ボリュームが戻るまでは半年〜1年程度かかることが多い、と書かれていました。

髪は1ヶ月に1cmくらいしか伸びないので、どうしてもそれくらいかかるんですね。

「痩せたのに髪が抜けて、戻るのに1年」なんて、僕なら立ち直れない(笑)

減量ペース別のリスク、表にしてみた

数字がいろいろ出てきたので、僕なりに整理してみました。

ダイエットのペース髪へのリスク目安
月1〜2kgほどのゆっくりペース低い一般的に負担が少ないとされるペース
短期間で体重の10%以上を減らす高い(休止期脱毛のリスク)例:70kgの人が短期間で7kg以上減る場合
極端な糖質制限・タンパク質を減らす制限食高い材料そのものが枯渇しやすい

体重が短期間に10%以上減少すると、休止期脱毛のリスクが高まる、という記述がありました。

10%というと、70キロの人なら7キロですね。短期間で、というのがポイントで。

僕は10キロ以上落としましたけど、月1キロくらいのペースで、時間をかけてやりました。だから結果的にセーフだったのかなと思っています。

同じ10キロでも、3ヶ月で落とすのと2年かけて落とすのでは、体への負担がまったく違う。落とした量ではなく、落とす速さが問題だったんですね。

極端な制限系は、髪には不利らしい

もうひとつ、気になった話があります。

糖質を極端に制限すると、エネルギー不足で体が筋肉や髪のタンパク質を分解してしまう、という話もあるそうです。

肉や魚を避けるようなダイエットも、ケラチンの材料が枯渇するので不利になる、と。

流行りの制限系ダイエットって、短期間で結果が出るぶん、体には無理がかかっている。髪の視点で見ると、リスクが高い方法だったんだなと。

髪のことを考えるなら、何かを完全に抜くやり方は避けたほうがよさそうです。

これも読んでいて「なるほど」と思ったところで。

ダイエット中に抜け毛が増えると、焦って何かを足したり引いたりしたくなります。

でも、その段階で食事をもっと減らしたり、根拠の薄いサプリに飛びついたりすると、かえって回復が遅れることがあるそうです。

やるべきは逆で、食生活を見直して、材料をちゃんと戻すこと。減らすんじゃなくて、整える。

焦って引き算をしたくなるときこそ、足し算に切り替える。覚えておきたいところです。

僕がよかったのは「ゆるく」やったから

振り返ると、僕のダイエットが髪に響かなかったのは、単純にゆるかったからだと思います。

極端な断食もしていないし、何かを完全に抜くこともしていない。タンパク質はちゃんと摂って、間食を減らして、ちょっと多めに歩く。それを長く続けただけです。

短期で一気に、をやらなかったのが、結果的に正解でした。

当時は知識があったわけではなく、たまたまです。もし流行りの極端な方法に飛びついていたら、違う結果になっていたかもしれません。

知らずに正解を引いていた、というだけの話ですけど、運が良かったなと思います。

ひとつ正確に書いておくと、僕も数ヶ月に1回、抜け毛が多いなと感じる時期があります。

季節の影響もあるでしょうし、体調やそのときの生活の乱れもあるんだと思います。ヘアサイクルにはもともと波があるので、そういうものかなと。

今は、そこで一喜一憂しなくなりました。長い目で見て、全体として保てていればいい。そう思えるようになってから、だいぶ気がラクです。

水泳と髪の、ちょっとした兼ね合い

運動に水泳を選んだ話を書きましたけど、薄毛の身としては、ひとつ気になることがありました。

プールの塩素です。

調べたら、塩素は髪のタンパク質に付着して、キューティクルを傷めることがあるらしくて。しかもプールの塩素濃度は、水道水の何倍にもなる場合があるそうです。

とはいえ、塩素が直接AGAの原因になるという話ではありません。傷むのは主に髪の表面のほうで。

なので僕は、泳ぐ前に真水で頭を濡らしておく、上がったら早めに流す、しっかり乾かす。それくらいは意識するようになりました。

運動は体にいい。でも、そのついでに髪が傷むのはもったいないので。両立できるならしておこう、という感じです。

順番でいうと、まずタバコをやめて、そのあとダイエットでした。

これ、たまたまですけど良かったなと思っています。

タバコをやめると、味覚が戻って食事がおいしくなります。すると、食べすぎて太る人も多いらしくて。実際、僕も気をつけないとそうなりそうでした。

だから禁煙のあとに食事を見直したのは、結果的にちょうどいいタイミングでした。

そして体を動かすようになると、今度はタバコを吸いたい気持ちも戻りにくくなる。運動して息が上がる感覚を知ると、吸う気にならないというか。

禁煙とダイエットが、お互いを支え合っていた感じでした。ひとつ変えると、次が変えやすくなる。生活習慣って、そういうところがあるなと。

痩せて、着るものも変わった

髪の話から少し外れますけど、これも書いておきます。

10キロ以上落ちると、着られる服が変わります。

それまでは、体型をごまかす方向で服を選んでいました。ゆったりしたものを選んで、隠す。髪と同じで、隠す発想でした。

それが、少しずつ「着たいものを着る」ほうに変わってきた。

薄毛のときと、まったく同じ構図でした。隠すモードから、楽しむモードへ。髪も体型も、向き合ったほうが結果的に選択肢が増える。

そう考えると、ダイエットで得たのは体重の数字だけじゃなかったなと思います。

ダイエットを考えてる人へ

痩せること自体は、たぶん髪にも体にも悪くないです。少なくとも僕は、やってよかったと思っています。

ただ、「短期で一気に」はリスクがあるみたいなので、そこだけは気をつけてほしいなと。

髪のことを考えるなら、タンパク質を切らさずに、ゆっくり。これが結局いちばん安全なやり方だと思います。時間はかかりますけど、髪を犠牲にして痩せても意味がないので。

それと、これは大前提として。ダイエットで髪が増えるわけではありません。AGAの原因は別のところにあるので、生活を整えるのはあくまで土台づくりです。

本気で薄毛をどうにかしたいなら、土台を整えつつ、原因のほうにも早めに動いたほうがいいと思います。僕は、土台づくりばかりに時間を使って、動くのが遅れた側なので。

体も髪も、急がないほうがうまくいく。長年やってきて、そこは共通しているなと感じています。

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この記事を書いた人

40代。18年以上薄毛と長年つきあってる実践者。20代後半でM字が徐々に来た。薄毛家系なので予防中。「髪にいい」と聞いたら薬もサプリも生活も試してきました(笑)その記録をできるだけ残してます。同じ悩みの誰かに、ちょっとでも届けば。髪のこと、まだ諦めなくていい。早ければ早い方がいいです。

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