「髪にいい食べ物」を調べたことがあります。納豆とか、青魚とか、そういうやつです。
読んで思ったのが「これ、家でごはん作れる人の話だな」でした。
僕は外で食べる日のほうが多い。自炊でぜんぶ整えるのは、はなから無理でした。
その前提で、どうにか続いている選び方の話です。
髪にいい食事と聞いて、まず「無理だな」と思った
昼はほぼ外です。夜も、外で済ませることがあります。
そういう生活で「バランスのいい食事を」と言われても、どうしようもない。買って、作って、片づけて、というサイクルが前提になっている話だからです。
前に、髪の材料になる栄養素を調べて表にしたことがあります(髪の材料になる栄養素を調べた記録)。あれはあれで役に立ったんですけど、書いたあとに残ったのは「で、外ではどうするの」という宿題でした。
栄養素の名前を覚えても、店の前では使えない。目の前にあるものから選ぶしかないので。
しかも、外で食べるときって、たいてい急いでいます。店に入って、席について、決める。考える時間は、あってないようなものです。
完璧にやろうとした時期は、続かなかった
一度、ちゃんとやろうとした時期があります。
自炊に寄せて、食べるものを整える。そういう方向でやってみました。
続きませんでした。
理由ははっきりしていて、外で食べる日をどう扱っていいかわからなかったからです。
外食した日は「今日はダメだった日」になる。ダメな日が続くと、そのうち数えるのもやめる。やめたら、もう戻れない。
完璧を基準にすると、外れた瞬間にゼロになるんです。8割できていても、2割外したほうが記憶に残る。
これ、髪のことに限らないと思います。ダイエットのときも同じでした。
そのときも、きっちりやろうとした時期は続かなくて、ゆるくしてからのほうが長持ちしました。同じ失敗を、食事でもやっていたわけです。
だから、やり方を変えました。整えるのをやめて、足すことだけ考える。
足すものだけ、先に決めておく
今やっているのは、これだけです。
意識して足しているのは、納豆と大豆製品。それと、卵と乳製品。
理由は単純で、外でも手に入るからです。
コンビニにも定食屋にもある。特別なものを探しに行かなくていい。続くかどうかは、たいていここで決まります。
どんなに良さそうなものでも、置いていない店のほうが多ければ、いつか買わなくなります。手に入りやすさは、それだけで条件のひとつです。
なんでこの2つなのか、という栄養の話は前の記事に書いたので、そちらに譲ります。ここで書きたいのは、そこじゃなくて。
**先に決めておくと、店の前で迷わない**、ということです。
その場で「何が髪にいいんだっけ」と考えると、だいたい面倒になって適当に選びます。決めてあると、探すだけで済む。
考える量が減るぶん、続きます。頭を使うことは、たいてい続きません。
あと、足し算だと「今日はダメだった日」がなくなります。足せた日と、足せなかった日があるだけ。ゼロにならないので、次の日も普通に続けられる。
この違いは、思っていたより大きかったです。
減らすものは「できるだけ」でいい
減らしているものもあります。脂っこいものと、添加物の多いもの。
ただ、これは「できるだけ」です。完全には避けていません。
避けようとした時期もあったんですけど、外で食べる以上、限界があります。原材料を全部見て回るわけにもいかないので。
それに、完全に避けようとすると、また同じことが起きます。一度食べた日に「もう崩れた」となって、そこから戻れない。
だから、減らすほうは緩くしています。気になった日は控える。気にならない日はそのまま食べる。それくらいで。
もちろん、脂っこいものを毎日というのは、髪の前に体のほうがきつい。そこは自分の体調と相談するしかないと思います。
僕の場合は、足すほうを軸にして、減らすほうはおまけ、という配分に落ち着きました。
減らすほうを軸にすると、食べるたびに我慢の話になります。それが毎日続くと、たぶんどこかで嫌になる。
外で迷ったときに、手に取るもの
場面ごとに、何を足して、何を見送りやすいかを並べておきます。
僕がやっていることなので、これが正解というつもりはありません。効くかどうかの話でもなく、選ぶときの手数を減らすためのメモです。
| 場面 | 足すもの | 見送りやすいもの |
|---|---|---|
| コンビニ | 納豆、豆腐、ゆで卵、ヨーグルト、牛乳 | 揚げ物の惣菜、菓子パン |
| 定食屋 | 納豆や冷奴の小鉢、焼き魚の定食 | 揚げ物の定食、大盛り |
| 麺類の店 | 卵のトッピング、ゆで卵 | 揚げ物のトッピング、スープを飲み干すこと |
| 時間がない朝 | 牛乳かヨーグルト、ゆで卵 | 菓子パンだけで済ませること |


見てのとおり、たいしたことはしていません。小鉢を1つ足すか、卵を1個乗せるか、それくらいの話です。
ただ、こういう「決まった動き」があると、選ぶのが速い。悩んでいる時間がないぶん、雑に選ばずに済みます。
それと、見送るほうも決めておくのが地味に効きます。「今日はやめとくか」と思える基準があると、その場のノリで選ばずに済むので。
髪が変わったかは、わからない
最後に、はっきり書いておきます。
食事を変えたから髪がどうなった、というのは僕には言えません。
薬も飲んでいるし、禁煙もしました(タバコをやめたあとの記録)。生活も、あの頃とはだいぶ違う。どれが何にどう効いているのか、切り分けようがないんです。
だから、食事の話を「これで髪が変わりました」という形では書けません。書いたら嘘になる。
それでも書いているのは、続いているからです。
整えようとした時期は続かなかった。足すものだけ決めたやり方は、今も残っている。何年も経って、まだやめていない。
続いていること自体が、たぶん今のところの結果なんだと思います。効いているかどうかは別として、やめてしまったものは、そもそも効きようがないので。
外で食べる日が多い人ほど、完璧なやり方は向いていないと思います。僕がそうでした。
小鉢を1つ足すくらいなら、忙しい日でもできます。できることだけ残っていくというのは、まあそういうことなんだろうなと。

