「帽子かぶりすぎるとハゲるよ」
これ、一度は聞いたことないですか?
僕も昔から気になってて。薄毛を隠すために帽子かぶりたいのに、「帽子でハゲる」って言われたら本末転倒じゃないですか(笑)
ずっとモヤモヤしてたので、ちゃんと調べてみました。
結論:ハゲる直接の原因にはならないっぽい
いきなり結論なんですけど、帽子をかぶること自体がAGA(男性型脱毛症)の原因になるという医学的な根拠は、調べた限り見つかりませんでした。
AGAの原因は男性ホルモンと遺伝。帽子は関係ないっぽいです。
発毛サロンの解説でも「ヘルメットや帽子をかぶることでハゲが進行しやすくなるなどの医学的な根拠は一切ない」と、けっこうはっきり書かれていました。
「なんだ、じゃあ気にしなくていいじゃん」と思ったんですけど、ちょっと待ってください。話には続きがありました。
ただし、頭皮環境には影響あるかも
帽子が直接ハゲの原因にはならないとしても、頭皮の環境を悪くする可能性はあるみたいです。
たとえば、夏場に長時間かぶり続けると蒸れる。頭皮には汗腺も皮脂腺もたくさんあるので、通気性が悪いと汗や皮脂がたまりやすくなる。すると毛穴が詰まったり、雑菌が繁殖したりして、フケ・かゆみ・においや炎症につながることがある、と。
そして、その頭皮環境の悪化が、結果的に抜け毛につながる可能性はある、という説明でした。
つまり「帽子=薄毛の原因」ではないけど、「特定の条件では遠因になりうる」という整理みたいです。直接の犯人ではないけど、環境を悪くする側には回りうる、という感じで。ここは、なんとなく「帽子は無関係」と思い込んでしまいそうなところなので、正確に切り分けておきたいです。
ここは読んでいて安心した部分でした。
仮に蒸れが頭皮に悪さをしているとしても、いきなり抜け毛からは始まらないらしいんです。
まず先に、フケ、かゆみ、炎症といった症状が出る。それが頭皮環境の悪化のサインで、抜け毛はそのあとの話、と書かれていました。順番があったのか! と、ここは素直に驚きました。
なので、逆に言えば。かゆくもないし、フケも出ていないなら、そこまで神経質にならなくていい、ということかなと。
自分の頭皮が今どうなっているかを見ればいい。わかりやすい判断基準をもらえた気がして、これはありがたかったです。順番を表にしておきます。
| 段階 | サイン | 見方 |
|---|---|---|
| 1 | フケが増える | 頭皮環境が乱れはじめているサイン |
| 2 | かゆみが出る | 悪化が進んでいるサイン。放置しないほうがいい |
| 3 | 炎症・赤みが出る | 早めにケアを見直すか、皮膚科も検討 |
| 4 | 抜け毛が増える | ここまで来る前に気づけるのが理想 |
フケもかゆみもないのに「帽子が心配だから」と手放す必要はない、ということですね。
きつすぎる帽子は、ちょっと注意
もうひとつ、蒸れとは別の話も出てきました。
密着度やフィット感が強すぎる帽子は、頭皮を圧迫して血流の悪化につながることがあるらしいです。
髪の成長に必要な栄養や酸素は血液で運ばれるので、そこが滞るのは避けたいところで。
それと、小さすぎる帽子で髪が引っ張られる状態が続くと、牽引性脱毛症のリスクもある、と書かれていました。強く引っ張る髪型を続けたときに起きるやつですね。帽子でもそうなりうるのか、と。
なので、選ぶならサイズにゆとりのあるもの。締めつけの強いものを長時間、というのは避けたほうがよさそうです。
帽子には、ちゃんとメリットもある
悪い話ばかりでもなくて。
帽子は、紫外線から頭皮を守ってくれます。これは薄毛を気にしている人にとって、けっこう大きいはずで。
髪が薄くなっている部分は、地肌に直射日光が当たります。顔には日焼け止めを塗るのに、頭皮は無防備なまま、という人は多いんじゃないでしょうか。僕もそうでした。
そう考えると、帽子は敵ではなくて味方なんです。使い方を間違えなければ。
守ってくれるものを、噂を理由に手放すのはもったいない。そう思うようになりました。
僕と帽子の付き合い方
僕自身は、帽子をたまにかぶります。
薄毛を隠すためというよりは、単純にファッションとして好きなんです。キャップとかニット帽とか。
AGA治療を始めてからも普通にかぶっていますけど、「帽子のせいで悪化した」と感じたことはないです。長年やってきて、そこは実感としてもありません。
素材選びや、汗をかいたあとの具体的な扱い方、お手入れの方法は、梅雨〜夏の実践編として帽子の蒸れ対策をまとめた記事に詳しく書いたので、気になる人はそちらを見てもらえたらと思います。
2ヶ月に1回通っている美容室で、この話をしたことがあります。
担当の人も薄毛なので、こういう話がしやすいんです。
「帽子でハゲるって話は聞いたことないですね〜」って言ってました。まあ、美容師さんも医者ではないんですけど、髪のプロがそう言っているならちょっと安心(笑)
ついでに「蒸れたまま放置するのだけはやめたほうがいい」とも言われました。プロも同じところを気にしているんだなと。結局、噂の真偽より、日々の扱い方なんだな〜と思いました。
調べた内容を、僕なりに3つにまとめました。
ひとつ、帽子そのものはAGAの原因ではない。ここは安心していいところ。
ふたつ、蒸れっぱなし・締めつけっぱなしは避ける。たまに脱いで換気する、サイズにゆとりを持たせる。
みっつ、帽子は清潔に保つ。汗を吸ったまま何日も使わない。
これだけ守っておけば、あとは好きにかぶっていいのかなと思っています。難しいことは何もないですね。
ヘルメットの仕事の人はどうなるのか
これ、調べる前からずっと引っかかっていたことがあって。
「蒸れるから帽子はダメ」と言い出したら、仕事でヘルメットをかぶり続けている人はどうなるんだ、という話です。
現場仕事の人は、夏でも一日中かぶっています。あの理屈が正しいなら、全員そうなっているはずで。でも実際は、そんなことはありません。
調べた中にも、職場でヘルメットをかぶり続けた結果ハゲたという話については、かぶり物ではなく別の原因である可能性が高い、と書かれていました。
これ、けっこう腑に落ちました。同じ条件でも人によって差が出るなら、原因は別のところにあると考えるほうが自然なので。
仕事でかぶらざるを得ない人は、脱げるタイミングで頭皮を乾かす。それくらいでいいのかなと思います。
夏の蒸れの話はよく見かけますけど、冬はどうなのか。
これは僕の感覚の話になりますが、冬のニット帽も油断できないなと感じています。
外は寒くても、室内に入るとけっこう暑い。そのまま脱がずにいると、頭に汗をかいていることがあります。しかも冬は汗を意識しにくいので、気づかないうちに蒸れていることがある。
静電気で髪がバサバサになるのも、冬のニット帽あるあるです。
なので僕は、冬でも室内では脱ぐようにしています。夏より意識しにくいぶん、かえって気をつけたほうがいいのかもしれません。
そもそも、髪の噂は多すぎる
帽子のことを調べていて、あらためて思いました。
髪にまつわる噂、多すぎないですか。
帽子でハゲる。ワカメを食べれば生える。脂が詰まるとハゲる。枕が悪い。数えきれないくらいあります。
ちなみにワカメについても調べてみたら、特定の食べ物を食べたから髪が生えるというのはウソで、大事なのはバランスのいい食事という説明でした。何ごとも極端に走っていいことはない、と。まあ、そのとおりだなと。
昔は科学的根拠のないものが薄毛対策として広まっていた時代もあったみたいで。それに比べると、今は原因も治療法もかなりはっきりしています。
だからこそ、噂に振り回されるのはもったいない。答えはもう出ている部分が多いので。
帽子は紫外線対策としても、ファッションとしても優秀です。でも、薄毛を隠すために手放せなくなると、また別のしんどさが出てくる。道具として使うのか、隠れ場所として使うのか。ここで意味が変わってくるという話は、夏の帽子の記事で詳しく書きました。
気にしすぎないのがいちばん
薄毛の悩みがあると、なんでも「これハゲに関係あるのかな…」と考えてしまいます。帽子もそう。シャンプーもそう。枕もそう。
気持ちはめちゃくちゃわかります。僕もそうだったので。
でも調べてみると、直接の原因ではないものがほとんどなんです。AGAの原因は、もっとはっきりしたところにある。
あれもこれも避けているうちに、生活がどんどん窮屈になっていく。そのわりに、肝心の進行は止まらない。これが一番もったいないパターンだなと思っています。
噂を気にして帽子をやめるより、原因のほうに手を打つ。そっちのほうが、はるかに近道でした。
自分の頭が今どういう状態なのか気になっている人は、噂の真偽を調べるより、早めに動いたほうがいいと思います。僕は噂を気にして遠回りした側なので。
帽子は、正しく使えば味方です。堂々とかぶりましょう。

