AGA治療を長年続けてきました。
途中でやめたことは、基本的にありません。淡々と、毎日薬を飲んで、生活を気にして、それを積み重ねてきただけ。
で、たまに思うんです。「これ、続けててよかったな」って。
劇的な瞬間じゃないんですよ。日常のふとしたときに、じわっとくる。今日は、その小さな手応えを、正直な本音も交えて書いてみます。
子どもの前で、かっこよくいたい
一番大きいのは、これかもしれません。
子どもの前では、かっこいい父親でいたいんですよね。
たいそうな話じゃなくて、ただ単純に、子どもに「お父さんかっこいい」と思っててほしい。薄毛でヘコんでる背中より、髪のことで胸を張れてる姿を見せたい。それだけなんです。
子どもって、けっこう正直じゃないですか。頭のことも、たぶん普通に見てる。だからこそ、自分がそこに引け目を感じてないでいたい。
治療を続けてなかったら、今ごろどうなってたか。子どもの前で、鏡を見るたびに落ち込むお父さんになってたかもしれない。そう考えると、続けてきてよかったなと、しみじみ思います。
これは、独身の頃には持ってなかった感覚です。守りたいものができると、続ける理由も変わってくるんですよね。
始めるのが遅かったら、と思うとゾッとする
続けてきた今だからこそ、たまに想像してしまうことがあって。
もし、あのとき始めてなかったら。もっと動くのが遅かったら。
これを考えると、正直ゾッとします。
AGAって進行型らしいので、放っておいた時間はそのまま差になる。僕が「まだ大丈夫」と先延ばしにして、動かないままでいたら。今ごろ全然ちがう状態になってた可能性が高いんですよね。
排水溝を見るたびに青ざめて、写真の角度に一喜一憂して、それをずっと続けてた自分。想像するだけで、背筋が寒くなります。
あのとき、恥ずかしさを乗り越えて一歩踏み出した自分を、今は本気で褒めたい。ギリギリ間に合ったな、という感覚です。
続けてきた安心感の裏側には、いつもこの「動いてなかったら」というゾッとする想像がある。だから、やめようとは思わないんですよね。
金銭的にはきつい。でも、安心感がデカい
正直に書きます。お金は、きついです。
毎月かかるし、長年続ければ総額はそれなりの金額になる。(費用の話は「AGA治療、長年でいくらかかったか」に書きました)安いとは口が裂けても言えません。
家計を考えると、「この出費、なくなればな」と思う瞬間は、正直あります。
でも。それでもやめないのは、お金で買えてるものが、金額以上にデカいからなんですよね。
その正体は、安心感です。
「ちゃんと手を打ってる」という感覚。抜け毛を見ても「対処してるから大丈夫」と思える状態。この安心が、毎日のメンタルをどれだけ支えてくれてるか。値段だけ見たら高いけど、この安心感とセットで考えると、僕にとっては見合ってる。
お金はきつい。でも、心は守られてる。この天秤で、僕はずっと続けるほうを選んできました。
抜け毛のある時期も、割り切れば楽になった
続けてても、抜け毛がまったくゼロになるわけじゃないんです。
季節の変わり目とか、疲れが溜まってるときとか。「あれ、最近ちょっと多いかな」って時期は、正直あります。長年やってても、これはある。
昔の僕は、そのたびに一喜一憂してました。ちょっと抜け毛が増えると「治療効いてないんじゃ」ってパニックになって、鏡とにらめっこして、落ち込んで。
でも、ある時から割り切れるようになったんです。
「多少の波はあって当たり前」だと。髪にはサイクルがあるし、季節でも変わる。(このへんは「抜け毛って季節で変わるの?」に書きました)一喜一憂しても仕方ない、と思えるようになった。
そう割り切れたら、気持ちがすごく楽になりました。
抜け毛の量に振り回されるんじゃなくて、「ちゃんと続けてるんだから、大丈夫」と長い目で見る。この構え方が身についてから、日々のストレスがぐっと減ったんですよね。
続けることの一番の効果って、もしかしたら髪そのものより、この「どっしり構えられる心」なのかもしれません。
続けてよかったと思う、小さな瞬間たち
大きな話をしてきましたけど、日常のちいさな瞬間でも、じわっとくることがあって。
美容室で「まだまだいけますよ」と言われたとき。薄毛で悩んでる担当さんと、対等に髪の話で盛り上がれるとき。
朝、鏡を見て「まあ、悪くないな」と思えたとき。前は鏡を見るのが苦痛だったのに。
集合写真で、前ほど後ろに逃げなくなった自分に気づいたとき。
どれも派手じゃない。人に自慢できるような劇的なビフォーアフターでもない。でも、こういう小さな「よかった」の積み重ねが、続けてきた意味なんだろうなと思います。
劇的に生えた、みたいな話じゃないんですよ。ただ、悩んでた頃の自分より、確実に気持ちが軽くなってる。それが答えかなと。
続けるか迷ってる人へ
もし今、治療を続けるかどうか、費用や手間で迷ってる人がいたら。
僕の実感として、伝えたいことがあります。
続けて得られるものは、髪だけじゃないです。「ちゃんと手を打ってる」という安心感。抜け毛に振り回されなくなる、どっしりした心。子どもや大事な人の前で、引け目を感じずにいられること。
お金はきついです。それは否定しません。でも、その出費で守れてる心の部分は、金額だけじゃ測れない。少なくとも僕にとっては、続けてよかったと思えるものでした。
もちろん、続け方は人それぞれでいい。しんどくなったら、減薬とか別のやり方を、自己判断じゃなく先生に相談してみるのもアリです。今はオンラインで気軽に相談できる時代なので、ひとりで抱え込まないでほしい。
長年続けてきた僕が言えるのは、たったこれだけです。あのとき始めて、やめずに続けて、本当によかった。
その安心感を、迷ってるあなたにも、いつか感じてもらえたらいいなと思います。
