20代前半で薄毛に気づいたなら、めちゃくちゃうらやましい

「20代前半なのにもう薄毛が気になる」「まだ若いのに将来が不安」「若ハゲ、もう手遅れかも」。

こういう声、ネットでよく見かけます。

で、毎回思うんです。

「いやいや、20代前半で気づけたの、めちゃくちゃうらやましいんだけど」って。

悩んでる本人にとって笑い事じゃないのは、わかってます。僕もそうだったので。でも長年やってきた今だからこそ言える話を、今日はさせてください。

目次

20代のAGA、実は珍しくない

まず、数字の話から。

日本皮膚科学会のガイドラインによると、20代男性の約10%がAGAを発症しているそうです。

10人に1人。決して珍しくありません。

そして、これが30代になると約20%。10年で2倍に跳ね上がります。

「20代なのに自分だけ」と思っている人がいたら、そんなことはないです。周りに言わないだけで、同じ悩みを抱えている人は、クラスに数人いる計算になります。

ちなみに、日本人男性のおよそ3人に1人が、生涯でAGAを経験するとも言われているそうです。長い目で見れば、かなりありふれた話なんです。

僕が気づいたのは、20代後半でした

きっかけはお風呂です。仕事のストレスがひどかった時期に、ふと排水口を見たら抜け毛がすごくて。

「いや、こんなもんでしょ」と最初はスルーしてたんです。でも毎日続く。1週間くらいで「これ、マジでヤバいんじゃ…」と血の気が引きました。

当時の僕、本気で「もう遅いのかも」と落ち込んでいました。

でも今振り返ると、20代後半でもぜんぜん早かった。

ということは、20代前半で気づけたあなたは、僕よりさらに早いわけです。これ、普通にうらやましい。

AGAは進行性なので、放っておくほどじわじわ進みます。逆に言えば、気づいた時点が早いほど守れる髪が多い。前半で「やばいかも」と思えたなら、それは手遅れじゃなくて、むしろ最高のタイミングなんじゃないかなと。

若いAGAは、進むのも早いらしい

ただ、いい話ばかりでもなくて。

20代で発症するAGAは「若年性AGA」と呼ばれるそうです。調べたら、これがけっこう手強い面もあって。

成長期は通常2〜6年あるんですけど、若年性の場合はそれが急激に短縮しやすい。わずか1〜2年で目に見えて毛量が減るケースもある、と書かれていました。

えー、1〜2年で?! これはちょっとこわい話です。

「若いからまだ大丈夫」ではなく、「若いからこそ進むのが早い」ということみたいで。放置すると30代で目立つ薄毛に至るリスクがある、と。

のんびり構えていられる時間は、思ったより短いのかもしれません。

でも、若いほうが有利な理由もある

若いことの強みも、ちゃんとありました。むしろこっちのほうが大事だと思ってます。

若年性AGAは進行が速いものの、毛包がまだ生きている期間が長い。だから、治療への反応がいい傾向にあるそうです。

数字も出ていました。フィナステリドを服用して1年で約58%、3年で約78%に改善傾向が報告されている、と。そして、早く始めるほど維持率が高くなる。

理由はシンプルで、毛包が完全に萎縮してしまう前に手を打てるからです。

逆に言うと、進みきってしまうと戻すのが難しくなる。この非対称性が、早く動くべき最大の理由だなと。

守るものがたくさん残っている状態で始められる。20代前半の最大のアドバンテージは、そこだと思います。

一番キツかったのは、薬でも副作用でもなかった

20代で治療をためらう気持ち、めちゃくちゃわかります。

費用かかるんじゃないの。副作用こわい。一生続けるのしんどそう。僕も始める前は、全部不安でした。

でもね。長年やってきて、振り返って一番しんどかった時期がいつだったかというと。

薬でも副作用でもなくて、「どうしよう、どうしよう」と悩んでいただけの時期なんです。

鏡を見るたびにヘコむ。写真に写りたくない。人の視線が頭にいってる気がする。何もしていないときが、一番メンタルにくる。

僕、思い切ってAGA外来に行ったとき、先生に「いま来たのは良かったかもしれない」と言われたんです。その瞬間、ずっと張りつめていたものがスーッと抜けていったのを今でも覚えています。

効果がどうこうより先に、悩んでいるだけの状態から抜け出せたのがデカかった。

「なんだ、もっと早く来ればよかったじゃん」と思いました。

「自分がAGAかどうかわからない」という人のために、調べてわかったチェック方法も書いておきます。

早期発見のサインとして挙げられていたのが、こめかみの上、いわゆる剃り込み部分です。ここが以前より深くなっていないか、正面から鏡で確認する。

そして、これがうまいなと思ったんですけど。学生証や免許証の古い写真と見比べると、客観的に判断できるそうです。

毎日鏡を見ていても変化はわかりません。でも数年前の写真となら、差がはっきり出る。

自分の記憶ってあてにならないので、こういう物理的な証拠は強いです。僕が月1で頭を撮り続けているのも、結局は同じ理屈で。

心当たりがある人は、ちょっと昔の写真を引っぱり出してみるといいかもしれません。

20歳未満は、薬が使えない

ひとつ、大事な注意点を書いておきます。

フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルを使ったAGA治療は、20歳から可能とされています。つまり、未成年のうちは薬による治療ができません。

10代で気になり始めた人には、つらい話だと思います。ただ、これは安全のための線引きなので。

その期間にできるのは、生活習慣を整えることと、記録を残しておくことくらいかなと。写真を撮っておけば、20歳になったときに「いつからどう変わったか」を医師に伝えられます。

そして、絶対にやってほしくないのが、自己判断で薬を手に入れることです。個人輸入は偽物のリスクもありますし、何かあっても救済制度が使えません。

待つ期間があるなら、その間にできる準備をしておく。それが現実的だと思います。

もし20代前半に戻れるなら

タイムマシンがあったら、20代の僕にこう言いたいです。

ひとつ。怖がらずに、もっと早く相談に行け。当時はAGA外来も少なくて勇気がいったんですけど、ハードルは当時よりずっと低いはずです。

ふたつ。写真を撮っておけ。僕が今こうやって記録を発信できているのは、撮りためていたからなので。前半から撮っていたら、それこそ最強の記録になっていたなと。

みっつ。薬だけに頼らず、生活も同時に整えろ。僕はこのあとタバコをやめて、ダイエットして、食事も見直しました。薬と生活、両方やっておいて損はなかったです。

ただ、これはあくまで「僕ならこうする」というだけです。押しつける気はないので、参考程度に。

それと、よっつめを足すなら。周りと比べて落ち込むのをやめろ、と言いたいです。

20代って、周りはまだフサフサです。だから比較の材料が最悪で、余計にきつい。

でも、比べる相手は他人じゃなくて、去年の自分でよかったんです。他人と比べても、遺伝も体質も違うので意味がない。

そこに気づくのに、僕はけっこう時間がかかりました。

20代前半のあなたへ

長年続けてきて、ひとつだけ確実に言えることがあって。

早く始めるほど、有利です。

20代前半で「やばいかも」と思っているなら、それは手遅れじゃない。僕より早い。後半スタートで長年やってきた人間が言うので、ちょっとだけ信じてほしいんです。

いきなり薬を始めろとは言いません。まず知るところからでいい。費用も副作用も、ちゃんと聞いてから決めればいいので。

肩の力を抜いて、まず聞いてみるところからでいいと思います。僕がそうだったので。

悩んでいるだけの時間が、一番もったいない。これだけは、本当に。

最後にひとつ。

20代のうちは、周りに相談できる相手がほとんどいないと思います。同年代で薄毛の話をしている人なんて、まずいないので。

だから「自分だけおかしいのかも」と孤立しやすい。僕もそうでした。

でも、さっきの数字のとおり、20代でも10人に1人はいます。言わないだけで、けっこういる。

ひとりで抱えなくていいし、恥ずかしがることでもない。ただ、対処法のある体質のひとつ。それくらいに思ってもらえたらなと思います。

そして、その対処法は、早いほどよく効く。それが今日いちばん伝えたかったことです。

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この記事を書いた人

40代。18年以上薄毛と長年つきあってる実践者。20代後半でM字が徐々に来た。薄毛家系なので予防中。「髪にいい」と聞いたら薬もサプリも生活も試してきました(笑)その記録をできるだけ残してます。同じ悩みの誰かに、ちょっとでも届けば。髪のこと、まだ諦めなくていい。早ければ早い方がいいです。

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