AGA治療で一番むずかしいのは、続けることだと思ってます。
始めるのは、勇気さえ出せば一日で終わる。でも続けるのは、毎日のことなので。しかも効果はゆっくりしか出ない。だから、途中でやめてしまう人が多いんだろうなと。
僕は、長年やめずに続けてきました。といっても、意志が強いわけじゃないです。むしろ弱い(笑)
じゃあなんで続けられたのか。振り返ると、3つあるなと思ったので、今日はその話を。
読んでほしいけど、読む時間があったら、まずは病院や然るべきところに相談を。悩んでいるうちに髪の毛が抜けていきます。早いほうがいいです。
そもそも、途中でやめる人は多いらしい
まず前提の話から。
調べたら、AGA治療を途中でやめてしまう人は、けっこう多いそうです。
理由として挙げられていたのが、始める前にイメージしていたことと、実際の現実とのギャップ。
「すぐ変化が出る」と思っている人ほど、途中でやめやすい、と書かれていました。髪は筋肉と違って、数日や数週間で大きく変わるものではないので。
それと、初期脱毛。始めた直後に抜け毛が増えるので、ここで不安になって離脱する人もいる。
そして、効果が出るまでに時間がかかることと、費用が続くこと。この2つで「続けても治らない」と挫折してしまうケースも少なくない、と。
うん、全部わかります〜。僕もどれも通ってきたので。
だからこそ、気合以外の何かが必要なんだなと思います。
その1:考えないで済むようにした
まずこれ。「気合で続けよう」を、早い段階でやめたことです。
始めた頃は、「よし、続けるぞ」と気合を入れてました。でも、気合って続かないんです。1週間もすれば薄れるし、忙しい日には吹き飛ぶ。
そこで、忘れようがない形にしました。毎日やることにくっつけて、考えなくても手が動くようにする。
そしたら、いつのまにか歯磨きと同じになってました。飲まないと気持ち悪い、くらいの感覚。ここまで来ると、続けるのに意志の力がいらない。
「続けよう」と決意してるうちは、まだ危ういなと思います。決意しなくても勝手に続いてる状態が、一番強い。
その2:写真を撮り続けた
2つめが、これ。月に1回、頭の写真を撮ってきたことです。
これ、始めた当初はそんな深い考えもなく、なんとなく撮り始めたんです。でも結果的に、続けるうえで、めちゃくちゃ効きました。
理由は、治療の効果が自分ではわからないから。
毎日鏡を見てても、変化なんてわかりません。昨日と今日で違うわけがないので。だから「本当に効いてるのかな」と不安になって、そこでやめたくなる。
でも写真があると、1年前や3年前と比べられる。そうすると、「あ、あの頃よりマシかも」とか「思ったより保ててるな」とわかる。自分の記憶って当てにならないので、記録があるのは強いです。
しかも、撮り続けること自体が、続ける理由にもなります。「ここまで撮ってきたのに、今やめたらもったいない」という気持ちが働く。積み上げたものは、手放しにくくなるので。
正味、地味な作業です。月1で頭を撮るだけ。でも、この地味な記録が、僕をずっと支えてくれてます。
その3:先生と、長く付き合ってきた
3つめが、同じ先生に、ずっと診てもらってきたこと。
僕は今も対面で通ってます。オンラインが便利なのはわかってるけど、変えてないんです。
理由は、顔なじみだから。
長く診てもらってると、僕の頭の経緯を全部知ってくれてる。だから、ちょっとした変化も相談しやすいし、こっちも変に緊張しない。「最近どうですか」と聞かれて、雑談みたいに近況を話す。あの感じが、地味に安心なんです。
もうひとつ大きいのが、「ちゃんと診てもらってる」という感覚。自己流で薬を飲み続けてるんじゃなくて、プロが定期的に見てくれてる。この安心感があるから、迷わず続けられる。
一人で続けてると、不安になったとき、相談する先がない。でも、通う先があれば、そこで聞けばいい。「これ大丈夫ですか?」と。それだけで、余計な不安に振り回されずに済みます。
続けるって、孤独な作業になりがちなので。伴走してくれる人がいるだけで、だいぶ違うなと思ってます。
4つめを足すなら、ゴールを決めること
調べていて、「これも大事だな」と思ったことがあったので、追加で書いておきます。
治療を始める前、あるいは続けながら、「どういう状態になったら満足か」というゴールを医師と共有しておくといい、という話です。
ゴールが明確だと、そこに向かって計画的に進められるし、継続のモチベーションにもつながる。しかも、ゴールは途中で変更してもいい、と。
これ、なるほどと思いました。
僕は正味、明確なゴールを決めずに始めました。「とにかくなんとかしたい」だけで。だから途中で「どこまでいけば満足なんだろう」と迷う時期がありました。
今は「今の状態を保てればじゅうぶん」というゴールに落ち着いています。若い頃みたいにフサフサを目指すのではなく、維持でいい、と。
そう決めたら、気持ちがかなり楽になりました。ゴールがあいまいだと、いつまでも満たされないので。
3つに共通してること
こうやって並べてみると、共通点があるなと気づきました。
3つとも、「頑張らなくて済む仕組み」なんです。
習慣にしたのは、意志の力に頼らないため。写真を撮ってるのは、不安になったときに事実を確認するため。先生と長く付き合ってるのは、一人で抱えないため。
全部、根性でどうにかしようとしてない。続くようにできてるから、続いてるだけ。
僕、そんなに意志が強い人間じゃないです。ダイエットだって、禁煙だって、けっこう苦労した。だからこそ、根性でなんとかしようとしても無理だとわかってたんだと思います。
やめる理由が生まれないようにしておく。それだけかなと。
あと、たぶん一番大きいのはこれ
3つ挙げておいてなんですけど。
最後にもうひとつ、根っこにあるものを書いておきます。
「やめたら戻る」と知ってること。
これ、僕は身をもって知ってるんです。一度だけ、事情があって半月ほど薬を空けたことがあって。そのとき、抜け毛が増えて、めちゃくちゃ不安になりました。
半月であれなら、やめ続けたらどうなるか。想像するだけでゾッとします。
しかも調べたら、中断中に進んだぶんを取り戻すには、最初のとき以上に時間と費用がかかる可能性がある、と書かれていました。
「やめた状態から元に戻す」より「現状を維持する」ほうが、はるかに取り組みやすい。この一文が、すべてを表している気がします。
やめるのは一瞬でできるけど、戻すのは大仕事。だったら、やめないほうが結局ラクだなと。
長年積み上げてきたものが、やめた瞬間からこぼれていく。それを知ってると、やめるという選択肢が、そもそも出てこないんです。
続ける理由を探すより、やめる理由がなくなるほうが、たぶん強い。僕の場合は、そんな感じでした。
続けるのが不安な人へ
もし今、「始めても続けられるか不安」という人がいたら。
意志の強さは、あんまり関係ないと思います。僕も強くないので。
大事なのは、続くようにしておくこと。毎日やることにくっつける。記録を残しておく。相談できる先を作っておく。この3つがあれば、たぶん勝手に続きます。
とくに記録は、早めに始めるのがおすすめです。あとから「撮っておけばよかった」と思っても、過去には戻れないので。今日の頭を撮っておくだけで、1年後の自分がラクになる。
あと、一人で抱えないこと。不安になったら聞ける先があるのは、思ってる以上に大きいです。「これ大丈夫かな」と思ったら、抱え込まずに聞いてしまうのがいい。
続けるのは、しんどいことじゃありません。仕組みさえ作っておけば、ただの日常になります。
僕は今日も、なんとなく薬を飲んで、なんとなく生きてます。それでいいのかなと思ってます。
最後にひとつ。
続けられている理由を3つ挙げましたけど、どれも「たまたま」だったところがあります。
写真は深く考えずに撮り始めたし、先生とも成り行きで長い付き合いになった。狙って設計したわけじゃない。
ただ、結果として全部が「続く形」になっていた。だから、これから始める人には、最初から意識してその形を作ってほしいなと思います。
僕がたまたま拾ったものを、意識して選べば、たぶんもっとラクに続けられるので。

