AGA治療って、今はスマホひとつで完結する時代になりました。
家にいながら診てもらって、薬が郵送で届く。便利な世の中だなあと思います。
僕が始めた頃には、こんな選択肢なかったんですけどね。
で、たまに聞かれるんです。「オンラインと対面、どっちがいいの?」って。
今日は、僕がどっちを選んでいるか、その理由を書いてみます。
僕が始めた頃は、対面一択だった
僕がAGA治療を始めたのは、もうずいぶん前のこと。当時はオンライン診療なんてものはなくて、クリニックに足を運ぶしかありませんでした。
で、これがなかなか踏み出せなかった。
理由は、シンプルに恥ずかしかったから。AGAクリニックのドアを開けて、待合室に座る。それだけのことが、当時の僕にはものすごくハードルが高かったんです。
「髪のために病院に行くのか…」って。受付で名前を言うのも、待合室で順番を待つのも、全部が気まずく感じて。知り合いに会ったらどうしよう、なんてことまで考えていました。
だから、けっこう長いこと迷っていました。行こうかな、やめようかな、を何度も繰り返して。
それでも、思い切った
最終的に背中を押したのは、結局これでした。
「恥ずかしさと髪、どっちを取るんだ」って。
天秤にかけたんです。待合室の数分の気まずさと、このまま何もせず進んでいく髪と。どっちがマシか考えたら、答えは出ていました。
恥ずかしさは一瞬。でも、薄毛の後悔はずっと続く。
僕、タバコをやめたときも同じ感じでした。かっこいい決意とかじゃなくて、「髪には変えられない」で動いた。通院もまったく同じで、髪の前では恥ずかしさなんて二の次だな、と。
で、思い切ってドアを開けた。
入ってみたら、なんてことなかったんです。みんな同じ悩みで来てる。誰も僕のことなんて気にしてない。「なんだ、こんなもんか」と、拍子抜けしたのを覚えています。
あのとき思い切ってよかった。今でもそう思っています。
ちなみに、オンライン診療がここまで広がったのには理由があるみたいで。
調べたら、2022年以降に厚生労働省の指針が改定されて、初診からのオンライン診療が恒久化されたそうです。それで全国どこからでも受けやすい環境が整った、と。
僕が始めた頃には、そもそも制度がなかったわけですね。恵まれた時代になったなあと思います。
今も僕は、対面で通っている
で、今。オンラインも選べる時代になった今も、僕は対面で通い続けています。
毎月のザガーロも、対面で処方してもらっている。
なんで変えないのか。理由はいくつかあって。
一番は、頭を直接見てもらえる安心感です。写真や問診だけじゃなく、実際にその場で頭皮を見てもらえる。
調べたら、ここは実際に差があるところでした。オンラインは画面越しの視診に限られるので、マイクロスコープを使った詳細な頭皮検査などはできない、と。触って確認することもできません。
それと、担当の先生がもう顔なじみで。長く診てもらっているぶん、ちょっとした変化も相談しやすい。美容師さんと同じ感覚です。馴染みの人に「最近どうですか」と話せると、それだけで安心する。
最初はあんなに入るのがこわかった場所が、今では一番気をゆるせる場所のひとつになっている。慣れって、すごいなあと思います。
僕の場合、この「直接見てもらえる」と「顔なじみ」が、続けるうえでちょうどよかった。それで今も対面、というだけの話です。
対面にもデメリットはある
公平に、対面の面倒なところも書いておきます。
まず、時間がかかります。予約して、移動して、待って、診てもらって、帰る。薬をもらうだけの日でも、半日くらい潰れることがある。
それと、通える範囲にクリニックがないと話になりません。地方だと選択肢が限られます。僕はたまたま通える場所にあったから続けられただけで、そこは運の要素も大きい。
費用も、一般的にはオンラインより高めになる傾向があるようです。
あと、これは僕の実感ですけど。忙しい時期は、通院そのものが負担になります。「今月行けてないな」と気になりながら過ごす期間があると、それだけで小さなストレスで。
薬が切れそうなのに予定が合わない、みたいなことも何度かありました。そういうとき、家から受けられる選択肢は素直にうらやましいなと思います。
だから僕が対面を続けているのは、「そのほうが優れているから」ではなく「今の僕の生活に合っているから」です。生活が変われば、乗り換えることもあると思います。
血液検査のことは、知っておいたほうがいい
調べていて「これは書いておこう」と思ったのが、血液検査の話です。
フィナステリドやデュタステリドには、肝機能障害などの副作用のリスクがあります。なので、治療を始める前の血液検査が重要とされている。
対面ならその場で採血して結果を確認できますけど、オンラインの場合は自宅で採血キットを使うことになり、結果が出るまでに時間がかかるそうです。
このへんは、便利さと引き換えになる部分ですね。
もちろん、オンラインでも検査に対応しているところはあります。ただ「オンラインだから検査は不要」ということではないので、そこは確認しておいたほうがいいなと。
薬を飲む以上、体のチェックはセットで考えたいところです。
でも、今から始めるならオンラインも全然アリ
ここまで対面の話をしておいてなんですけど。
今から始める人には、オンラインの手軽さはかなり大きいと思います。
通院の一番のハードルって、まさに僕がつまずいた「人に見られる恥ずかしさ」です。あの待合室の気まずさ。あれで何ヶ月も迷う人、絶対にいるはずで。
オンラインは、それがまるごと消える。
家で、誰にも会わずに、スマホで相談できる。薬も郵送で届く。あの待合室に座る必要がない。これ、当時の僕が知ったら泣いて喜んだと思います!(笑)
費用も、通院より抑えられるケースが多いみたいで。続けるうえでは、ここも地味に効いてきます。
始める前のハードルが低いって、めちゃくちゃ大事なんです。最初の一歩が軽いほど、動きやすい。僕みたいにドアの前でビビって、何ヶ月も棒に振る人が減るなら、いい時代になったなあと思います。
ただ、薬の配送に1〜3日かかるので、すぐ始めたい人には少しタイムラグがあります。まあ、何ヶ月も迷っていた身からすると、数日は誤差みたいなものですけど。
結局、どっちが正解なのか
僕の結論を書きます。
どっちが正解とか、ないです。「自分が続けられるほう」が正解。これに尽きるかなと。
調べていても、同じことが書かれていました。AGA治療は途中でやめると戻ってしまうので、無理なく継続できる環境を選ぶことが何より重要だ、と。
そう考えると、判断基準はシンプルですね。通うのが苦にならないなら対面。忙しかったり人目が気になったりするならオンライン。
通院が苦じゃない人、直接見てもらいたい人、施術も含めて相談したい人は対面。忙しい人、人目が気になる人、まず手軽に始めたい人はオンライン。
僕はたまたま対面が合っていた。ただそれだけで、対面が偉いとかオンラインが劣るとか、そういう話じゃありません。
それと、これは知らなかったんですけど。最初だけ対面で受けて、以降はオンラインに切り替える、という組み合わせもアリみたいです。
最初にしっかり検査して、その後は通院の手間を減らす。いいとこ取りですね。こういう選び方もできるのか、と。
これから始める人へ
どっちを選ぶにしても、まず一歩を踏み出すのが大事だと思います。
僕はあのとき、恥ずかしさを乗り越えてドアを開けたけど、今ならその一歩がもっと軽い。「いきなり通院はちょっと…」という人は、まずオンラインで話を聞いてから、対面に切り替えるか決める、という流れもアリです。
入口がやわらかいほうが、動きやすいので。
長年やってきた人間として言えるのは、始めるかどうか迷っている時間が、一番もったいないということ。これは何回でも言いたい。
恥ずかしさで止まっていた、あの頃の僕に教えてあげたいです。「思い切れば、なんてことないよ」って。
オンラインでも対面でも、入口はどっちでもいいので、まずは相談だけでもしてみてください。

