タバコはやめられたのに、酒はやめられない。髪への影響を調べてみた

髪のために、いろいろやめてきました。

タバコはやめた。食事も変えた。10キロ以上痩せた。睡眠も気にするようになった。

でも、ひとつだけ残ってるものがあります。

お酒です。夜のハイボール、あれだけはやめられてません。

お酒だけは、なんでやめられないんだろう。ちょっと調べてみました。

目次

生活は変えたのに、酒だけ残ってる

振り返ると、髪をきっかけにいろんなものを手放してきました。

タバコは、お風呂で抜け毛を見た日にスパッとやめた。食事も見直して、納豆とか卵とか、材料になりそうなものを意識するようになった。運動も8年続けた。

われながら、けっこう変えたなと思います。

なのに、お酒だけは残ってる。

夜になると、なんとなく缶を開けてる。ハイボールが多いですね。仕事が終わって、風呂に入って、そのあとの一杯。

あれが、生活の中でいちばん好きな時間だったりします。だから手放せない。

髪のために全部やめられる人間じゃないんだな、と自分でも思います。

タバコのときは即決だったのに。あのときは「タバコと髪、どっちを取る」で一瞬でした。

でも酒だと、その天秤が動かない。同じ理屈のはずなのに、なぜか勝てない相手がいる(笑)

たぶん、タバコは「やめても失うものがない」と思えたけど、酒は「楽しみそのもの」だからですね。守りたいものが競合してる感じです。

「酒はハゲる」は本当なのか

で、気になってはいたんです。「酒って髪に悪いのか」と。

飲みながら、頭の片隅で「これ大丈夫かな」と思ってる。でも調べるのがこわくて、なんとなく先延ばしにしてました。

今回、ちゃんと調べました。

結論から書くと、白か黒かでは言えない話でした。しかも情報源によって、書いてあることが違う。

順番に整理します。

アセトアルデヒドの話

まず、いちばんよく出てくるのがこれ。

お酒を飲むと、体内でアセトアルデヒドという物質になります。二日酔いの原因になるやつですね。

これが肝臓で分解されて、無害な酢酸になる。ただ、飲みすぎて分解が追いつかないと、アセトアルデヒドが血液に乗って全身を巡る。

で、ここからが問題で。

このアセトアルデヒドが、AGAの原因物質であるDHTを増やす働きがある、と書いているクリニックが複数ありました。

えー、それは困る!

飲みすぎ、二日酔いを繰り返すレベルだと、抜け毛や薄毛の進行に影響する可能性がある、と。

ハイボール片手にこれを読んでる自分、なかなかシュールでした。

ここ、正確に書いておきます。

別のクリニックでは、こう書かれていました。アルコール自体がDHTを増やすという直接的な証拠は、はっきりしていない、と。

「お酒を飲むとAGAになる」というのは正確ではない。ただし、過度な飲酒はAGAの進行を早める要因にはなりうる、という整理です。

DHTを直接増やすかどうかは、意見が分かれてる。学術誌に載った2024年の系統的レビューを見つけたんですけど、それによると飲酒者と非飲酒者でAGAのリスクに統計的にはっきりした差は出ておらず、特にしっかりした調査ほど関連が弱かった、と。むしろ「そこまで単純な話じゃなさそう」という結果でした。でも「飲みすぎは髪に不利」という結論は、どこも共通してる。

このへんが、調べていて面白かったところです。全部が同じことを言ってるわけじゃない。

なので僕としては、断定はしません。「はっきりしないけど、飲みすぎがよくないのは確からしい」くらいの受け止め方でいます。

ネットで調べると、断言してる記事のほうが読みやすい。「酒は薄毛の原因です」とはっきり書いてあると、わかった気になる。

でも実際は、こうやって割れてることのほうが多い。わからない部分をわからないまま書くほうが、読む側は面倒だと思います。

それでも、そこをごまかすと信用できない記事になるので。歯切れは悪いですけど、正確なほうを取ります。

むしろ納得したのは、材料の話

DHTうんぬんより、僕がうなずいたのはこっちでした。

アルコールを分解するとき、体はいろんな栄養を使うそうです。

まず、ビタミンB群と亜鉛。どっちも髪の成長に関わる栄養素です。それが、アルコールの分解に大量に消費される。

そしてアミノ酸も。特にメチオニンという必須アミノ酸は、アルコールの分解を助ける働きがあるので、優先的に使われてしまう。

このメチオニン、髪の主成分であるケラチンを構成する重要なアミノ酸なんだそうです。不足すると、髪が細くなる原因になる、と。

あー、そういうことか。

要するに、飲むと髪の材料が横取りされる。ホルモンの話じゃなくて、栄養の奪い合い。

これ、筋トレのときと同じ構図でした。あっちも「筋肉の修復にタンパク質が使われて、髪に回らなくなる」という話で。

体って、常に優先順位をつけてるんですね。そして髪は、たいてい後回しにされる。

命に関わらない部位なので、当然といえば当然です。でも当事者としては「そこもうちょっと大事にしてくれ」と言いたくなる。

このブログ、体の優先順位の低さに文句を言う記事ばっかりだな〜と、書きながら思いました。

もうひとつ、これは自覚があります。

お酒を飲むと寝つきは良くなる。でも実際には深い眠りを妨げて、睡眠の質を大きく下げる、と書かれていました。

これ、前に睡眠の記事で調べたときにもつながる話で。

髪の成長に関わる成長ホルモンは、寝はじめの深い眠りに集中して出る。そこが浅くなると、その分泌も弱まる。

飲んで寝た日の翌朝、なんかスッキリしないことがあります。寝たはずなのに疲れが残ってる感じ。あれ、たぶんこれですね。

酒そのものより、睡眠を経由して髪に響いてる。そういう可能性があるわけです。

ここは、けっこう納得しました。

「血行が良くなるから髪にいい」は違うらしい

これ、僕が勝手に思ってたことなので、書いておきます。

お酒を飲むと体がポカポカする。血行が良くなってるなら、髪にもいいんじゃないか、と。

都合のいい解釈ですね(笑)。案の定、違いました。

アルコールによる血管拡張は一時的なもので、しかも主に皮膚の表面で起こる。熱を逃がすための体の反応であって、毛根に栄養を届け続ける働きとは別物だ、と。

それどころか、アセトアルデヒドの毒性や、肝臓への負担による栄養の消耗もある。そっちのほうがはるかに大きい、とはっきり書かれていました。

はい、言い訳が完全に潰れました。

これも「たしかに」と思った話です。

お酒を飲むと、血中のナトリウムが薄まる。すると体が塩分を欲しがって、塩辛いものを食べたくなる。

だから、しょっぱいおつまみに手が伸びる。あれ、生理現象だったのか。

そして揚げ物や脂質の多いものは、皮脂の過剰分泌を招くので控えたほうがいい、と。

夏に頭皮がかゆくなる僕としては、これは無視できない話です。飲みながらの唐揚げ、あれもけっこう効いてたのかもしれない。

逆に、いいおつまみも書いてありました。アルコールの分解で消費されるタンパク質、亜鉛、ビタミンB群を補えるもの。枝豆、豆腐、チーズ、鶏のささみなど。低脂肪で高タンパクなやつですね。

枝豆と冷奴。まさに居酒屋の定番じゃないですか。あれ、理にかなってたのか。

昔の人はよくわかってたんだな、と妙に感心しました。とりあえず枝豆、には理由があったわけです。

これからは堂々と頼めます。「髪のためだから」と言い張れるので。

僕はどうするか

で、結局どうするのか。

やめません(笑)

いや、逃げてるように聞こえるかもしれませんけど。ちゃんと理由があって。

まず、お酒はAGAの直接原因じゃない。原因は男性ホルモンと遺伝で、そこは僕の場合、薬で押さえてる。

そして、飲みすぎが良くないという話であって、飲むこと自体が禁止されてるわけでもない。実際、調べた中にも「適量なら」という前提がついてました。

だから僕は、量と付き合い方を変える方向でいきます。

やってるのは、こんなことです。表にしてみました。

やってはいけないこと理由
二日酔いになるほど飲むアセトアルデヒドが分解しきれず、DHTを増やす一因になるという指摘があるため
寝る直前に飲む深いノンレム睡眠が妨げられ、成長ホルモンの分泌が減るため
揚げ物など脂質の多いおつまみに偏る皮脂の過剰分泌を招きやすいため
毎日飲み続ける亜鉛・ビタミンB群・メチオニンの消耗が積み重なるため

どれも、やめるより現実的です。そして、続けられる。

実際、飲まない日を作るのは意外とすんなりいきました。「今日は飲まない」と決めておくと、それはそれで体が軽い。

翌朝の目覚めが違うので、そこで効果を実感できるのも大きいです。髪と違って、すぐ結果が返ってくるので。

髪のためというより、翌日の自分のため。そう思うと、抜く日を作るのも苦じゃなくなりました。

やめないと決めることも、選択のうち

ここ、書いておきたいところで。

髪のために全部を犠牲にする必要はない、と思ってます。

タバコはやめました。あれは、天秤にかけて髪を選んだ。でもお酒は、僕にとって生活の楽しみの部分が大きいので、同じようには扱えなかった。

何を守って、何を手放すか。そこは自分で決めていいところかなと。

薄毛のために全部を我慢する生活って、たぶん続きません。しんどくなって、どこかで反動が来る。

それより、続けられる範囲で整えるほうが長持ちする。禁煙も、ダイエットも、治療も、結局そうやって続けてきました。

完璧にやろうとしないこと。これ、長年やってきて一番の学びかもしれません。

思えば、治療を続けられたのも同じ理由です。気合でやってたら、たぶんどこかで折れてた。

歯磨きと同じレベルまで習慣を落として、無理のない形にしたから続いた。生活のほうも、同じ考え方でいいはずで。

全部を髪基準にすると、生活そのものが窮屈になる。それだと本末転倒だなと思っています。

お酒好きの人へ

もし今、「酒って髪に悪いのかな」と気にしながら飲んでる人がいたら。

その気持ち、めちゃくちゃわかります。飲みながら罪悪感がある、あれ、地味に楽しくない。

調べた範囲だと、こういうことでした。飲みすぎは髪に不利。でも適量なら、そこまで神経質にならなくてよさそう。

気をつけるのは、二日酔いになるほど飲まないこと。寝る直前を避けること。おつまみを選ぶこと。飲まない日を作ること。

やめる必要はないけど、量は考える。それくらいでいいんじゃないかなと。

そして、これも書いておきます。禁酒しても薄毛は防げません。

調べた中にも、はっきり書いてありました。アルコールはあくまで促進する一要因で、やめることで薄毛を予防できたり改善できたりするわけではない、と。

だから「酒をやめたから大丈夫」と思って、肝心のところを放置するのが一番もったいない。

本気で気になってるなら、生活を整えつつ、原因のほうにも手を打つ。

今夜も僕は、たぶんハイボールを飲みます。枝豆をつまみながら、寝る2時間前くらいに。

それくらいの折り合いで、長く付き合っていこうと思ってます。

最後にひとつ。

今回いろいろ調べて、いちばん良かったのは「知ったうえで飲めるようになったこと」でした。

今までは、なんとなく後ろめたい気持ちで飲んでたんです。「これ髪に悪いんだろうな」と、うっすら思いながら。

でも、何がどう良くないのかを知ったら、その罪悪感が消えました。二日酔いにならなければいい、寝る直前を避ければいい、つまみを選べばいい。やることがはっきりしたので。

わからないまま気にしてるより、知って対処するほうが、気持ちがラクです。

髪のことって、たいていこのパターンだなと思います。正体がわかると、こわくなくなる。

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この記事を書いた人

40代。18年以上薄毛と長年つきあってる実践者。20代後半でM字が徐々に来た。薄毛家系なので予防中。「髪にいい」と聞いたら薬もサプリも生活も試してきました(笑)その記録をできるだけ残してます。同じ悩みの誰かに、ちょっとでも届けば。髪のこと、まだ諦めなくていい。早ければ早い方がいいです。

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