旅行に行くとき、まず確認するものがあります。
なんだとおもいます?。。。。。。そうです薬です。
服より先に、充電器より先に、まず薬。日数分を数えて、ケースに入れて、バッグの取りやすいところに入れる。
もう何年もやってるので、完全に習慣になっています。
忘れたことは、ほぼない
長年続けているので、持っていくのを忘れたことはほとんどありません。忘れたら精神的に悪い。(笑)
出張でも、旅行でも、実家に泊まるときでも。1泊なら1回分、2泊なら2回分。きっちり数えて持っていきます。
多めに持つと荷物になるし、足りないと困る。だから、ちょうどの数を入れる。この作業が、出かける前のルーティンになっています。
ちなみに、僕が飲んでいるのはデュタステリドとミノキシジル。どっちも1日1錠です。
1日1回というのが、地味に効いてくるんです。飲み忘れると、その日はもう取り返せない。まとめて飲んでも意味がないので。
ちなみに、僕が旅行用に必ず入れているのはこの3つです。日数分ぴったりの薬。潰れにくい小さめのピルケース。そして、万一のための予備1回分。予備は別のポケットに分けて入れておくのがコツです。
ピルケースは、最初は市販のシートのまま持って行ってました。でも荷物の中でぐしゃっと潰れたことがあって、それ以来ケースに入れる派になりました。数百円のことなので、これは早めにやっておけばよかったなと思います。
美容室でこの話をしたら、担当さんにも「うちも同じですよ、絶対荷物の一番上に入れてます」って言われました。同じ薬を飲んでる者同士、考えることは似てるんだなと、ちょっと笑いました。
1泊なら予備は入れません。さすがに余るので。でも3泊以上になると、念のため1回分を予備として足すようにしています。滞在が急に延びる可能性もゼロじゃないので、保険みたいなものです。
2日ならまだいい。3日から落ち着かなくなる
で、ここからが本題で。
僕の感覚として、2日くらいなら我慢できます。
事情があって飲めない日が1日、2日と続いても、「まあ大丈夫だろう」と思える。実際、それで何か起きたこともない。
でも、3日を超えると変わってくるんです。
心が、そわそわしてくる。
具体的にどうなるかというと、お風呂で頭を洗うときに、排水口を凝視するようになる。「今日、多くないか」と。
枕を見て、落ちてる毛の本数を数えそうになる。手ぐしを通して、指に絡む量を確認してしまう。
治療を続けている間は、こういうことをほとんどしないんです。守れているという安心感があるので。
でも、薬が空くと、その安心感が薄れる。そうすると、途端に抜け毛センサーの感度が上がってしまう。
この感覚、やってる人にしかわからない
これ、たぶん治療してない人には伝わらないと思います。
「3日飲まないくらいで何が変わるの」と言われたら、たぶん何も変わってません。医学的には、そのとおりです。
でも、こっちは落ち着かない。
長年かけて積み上げてきたものが、止めた瞬間からこぼれていくような感覚があるんです。理屈じゃなくて、感覚として。
以前、家庭の事情で半月ほど薬を空けたことがあります。あのときは、本当にきつかった。
半月であれなら、もっと長く空けたらどうなるか。想像するだけでゾッとします。
だから、旅行くらいで途切れさせたくない。それが、必ず持っていく理由です。
調べたら、思ったより余裕があった
で、今回ちゃんと調べてみました。実際、数日空くとどうなるのか。
結論から書くと、思っていたより余裕がありました。
まず、フィナステリドについて。あるクリニックの医師が、こういうたとえで説明していました。
ダムに毎日少しずつ水を溜めているとして、一日だけ溜めるのを忘れても、ダムからすぐ水が溢れるわけではない。同じように、一回の飲み忘れで治療効果が大きく損なわれることは、ほとんどない、と。
その医師の患者さんにも、週末に旅行に行ってうっかり飲み忘れたという人がいたそうですが、一回の飲み忘れで症状が悪化することはなかった、と書かれていました。
うわ、まさに僕が心配してるやつです。
デュタステリドは、もっと余裕があるらしい
そして、僕が飲んでいるデュタステリドについては、もっと驚きました。
半減期が、圧倒的に長いんです。
フィナステリドの半減期が約6〜8時間なのに対して、デュタステリドは定常状態で約3.4週間。フィナステリドの約70倍以上、という記述もありました。
70倍。桁が違いすぎて、ちょっと笑ってしまいました。
この長い半減期のおかげで、毎日飲み続けていれば血中濃度は安定した状態で維持される。1日抜いたくらいで一気に薬が抜ける、という性質の薬ではない、と。
2〜3日程度の飲み忘れであれば、効果に大きな影響はないとされている、という記述もありました。
僕が「2日ならまだいい」と感じていたのは、感覚として間違ってなかったわけですね。むしろ、もう少し余裕があるくらいで。
数字がいろいろ出てきたので、ここで一度整理しておきます。
| 薬 | 半減期の目安 | 飲み忘れへの余裕 |
|---|---|---|
| フィナステリド | 約6〜8時間 | 1回の飲み忘れなら、効果への影響は少ないとされる |
| デュタステリド | 約3〜5週間(フィナステリドの数十倍) | 2〜3日程度の飲み忘れなら、影響は小さいとされる |
こうして並べると、デュタステリドがどれだけ「貯金」の効く薬か分かりやすいです。ただ、この余裕は「サボっていい理由」じゃないので、そこは次で書きます。
それでも、飲み続けるのが前提
ただ、ここは正確に書いておきます。
「余裕があるから抜いていい」という話ではありません。
調べた記事にも、はっきり書かれていました。飲み忘れ耐性が高いからといって、抜いてよいという意味ではない、と。
どちらも毎日決まった時間に飲むのが治療の前提であることに変わりはない、と。
AGA治療薬は、血中濃度を一定に保つことで効果を発揮するものです。安定した状態を保つのが基本で、飲み忘れはあくまで例外的な事故として扱うべきもの。
「デュタは余裕があるから2日に1回でいいや」みたいな自己判断は、当然やっちゃいけないやつです。
まとめ飲みは、絶対にダメ
これも押さえておきたいところで。
飲み忘れたぶんを取り返そうとして、まとめて飲むのはNGです。
規定量を超えて一度に多く飲むと、副作用が出やすくなる懸念がある。しかも、効果が増えるわけではない。効果は増えないのにリスクだけ上がる、という最悪のパターンになります。
逆に、飲み忘れて1回飛ばしたこと自体が副作用を強めることはない、とも書かれていました。
つまり、忘れたら忘れたまま次に進むのが正解。取り返そうとしないことが大事なんですね。
判断に迷ったときの目安を、手順にしておきます。
| 気づいたタイミング | やること |
|---|---|
| 次の服用時間まで、まだ半日(約12時間)以上ある | すぐに1回分を飲んで、次から通常どおりに戻す |
| 次の服用時間まで、半日を切っている | その回はスキップして、次から通常どおりに戻す |
| どちらの場合も共通 | 2回分をまとめて飲まない |
これ、覚えておくと便利です。焦って変な飲み方をしなくて済むので。
数字を知っても、たぶん習慣は変わらない
で、こういう数字を知った今、僕の行動が変わるかというと。
たぶん、変わりません。
これからも旅行のたびに日数分を数えて、ケースに入れて持っていくと思います。
理由は単純で、そのほうが気がラクだから。
「数日なら大丈夫」と知っていても、実際に飲まない日が続くと、やっぱりそわそわするので。あの落ち着かない感じを味わうくらいなら、荷物に薬を1つ足すほうが、はるかにコストが低い。
医学的な余裕と、心の余裕は別なんです。
数字の上では大丈夫でも、こっちの気持ちが持たない。だったら、持っていけばいい。それだけの話です。
同じことで気にしてる人へ
もし今、旅行や出張のたびに薬のことを考えている人がいたら。
その気持ち、めちゃくちゃわかります。荷造りのたびに、まず薬から確認するあの感じ。
そして、もし忘れてしまっても、数日程度なら過度に心配しなくていいみたいです。特にデュタステリドは半減期が長いので、2〜3日なら影響は小さいとされている。
大事なのは、取り返そうとしてまとめて飲まないこと。忘れたぶんは飛ばして、次から通常どおりに戻す。それだけです。
ただ、余裕があると知ったうえで、それでも持っていくのは悪くない選択だと思います。
続けることが治療の基本なので。そして何より、自分の心が落ち着くなら、それが一番の理由になります。
今度の旅行でも、僕はきっちり日数分を数えて持っていくつもりです。何年経っても、そこは変わらないんだろうなと。
日数分の薬、潰れないケース、念のための予備1回分。この3つを鞄に入れる。それだけの、地味な儀式です。でも、この儀式のおかげで、旅先で薬のことを考えずに済んでいます。旅行は薬の心配をするためのものじゃないので、そこは事前に片付けておきたいところです。

